オリンピアスウェーデン研修2012 - その8

あっという間の研修もとうとう最終日。今日は飛行機が出発するまでの間、少しコペンハーゲンを観光して帰ることにしました。

 

コペンハーゲンの名所といえば・・・そう、もちろん人魚姫の像。アンデルセンの童話「人魚姫」をモチーフにした像で、港の岩の上に腰をかけています。これまでペンキを塗られたり、首を切られたり、腕を切られたりと、数々の芸術テロの対象にもなってしまったこの像。工場の煙をバックに、少し寂しそうにたたずんでいたのが印象的でした。写真もちょっと寒そうですね。

 

ちょっと残念に思いながら駅に向かって歩いていると、目に飛び込んできたのがスウェーデンの国旗。近くに行ってみると、"スウェーデン・グスタフ教会"(Svenska Gustafskyrkan)と書かれていました。これも何かの縁かと足を踏み入れてみると、みなさん忙しそうに働いている様子。迷惑だったかなと思っていると、「スウェーデン語話せる?」と大柄な男性に懐かしい(?)スウェーデン語で話しかけられました。「少しなら」と答えると、「クリスマスのバザーの準備をしているんだけど、教会見ていく?」とのこと。中を案内してもらうことができました。とてもシンプルながらもステキな色づかいで、スウェーデン的な印象を受けました。

見学を終えて、「今日、日本に帰るんです」などと話をしている間ずっと、その男性は何かをこねていました。「何を作っているんですか?」と聞くと、「ルッセカットだよ」との答え。そう、スウェーデンのクリスマスには欠かせない、サフランブレッドです。あまりにも楽しそうだったので、思わず写真を撮らせてもらいました。

 

さて、コペンハーゲンのもう一つの見所は、現存する世界最古の遊園地、「チボリ公園」でしょう。1年のうち、4月から9月までだけ営業しているのですが、クリスマス前の今の時期は、特別にオープンして、クリスマスマーケットを開催しています。色とりどりのクリスマスの装飾や商品に、気分もウキウキしてきました。・・・とはいうものの、この研修中で最も寒い日だったので、凍らないようにするので精一杯でしたが。

 

駆け足のコペンハーゲン観光を終えた私たちは、北欧最大のコペンハーゲン・カストラップ国際空港へ。ここは、私のお気に入りの空港のひとつで、木をふんだんに使った、北欧モダンのシンプルなテイストにまとめられています。コペンハーゲン名物(?)のホットドッグを食べたり、お土産を買ったりして時間を過ごした後、コペンハーゲン→フランクフルト→成田→伊丹と約20時間の長旅を終え、神戸に帰ってきました。

 

今回で3回目となったオリンピアのスウェーデン研修ですが、毎回行くたびに大きな発見があり、収穫があります。それは、スウェーデンが常に前を向いて新しいことにチャレンジを続けているということの現れでしょう。今回の学びをもとに、私も大きなチャレンジをしようという思いを改めて強くしました。次回のスウェーデン研修がいまからたのしみです!

 

この研修でお世話になった、たくさんのみなさんにこの場を借りてお礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。Tack så mycket!

Tsukasa