9月19日(金)、神戸国際大学が提携を結んでいる、フィリピンのビコール・キリスト教医科大学から、学長、医学部長をはじめ8名の先生方が、オリンピア兵庫に視察に来られました。一部、ビザの発給に時間がかかり、予定より2日遅れの訪問となりましたが、無事にみなさん揃って来ることができました。
施設の概要について簡単にご説明した後、デイサービス、ショートステイ、グループホームの各サービスを見学していただきました。
デイサービスでは、小規模で家庭的な雰囲気の中で、利用者のみなさんが、手芸をしたり、絵を描いたり、お話しをしたりと、思い思いの時間の過ごし方をされていることに、みなさん驚いておられました。グループホームでは、ちょうどおやつのフレンチトーストを作っているところで、認知症になっても、ひとりひとりの残された力を最大限に引き出す、オリンピアのパーソンセンタードケアについて、大変関心をもたれていました。
引き続き、Cafe Olympiaでコーヒーを飲みながら、私がオリンピアの歴史や取り組み、理念についてプレゼンテーションをした後、ディスカッションとなりました。日本の高齢者施策のあゆみやこれからの方向性、介護保険制度といった大きな話から、オリンピアの運営や人材採用・人材育成といった具体的な実践まで、様々な議論を交わすことができ、大変充実した時間となりました。
フィリピンでは、レストランやホテル、薬局などで高齢者は20%割引を受けることができるとのこと。まさに、「所変われば品変わる」ですね。
オリンピアではこれまでもたくさんの海外からのお客さまを受け入れてきましたが、最近特にアジアの国々からの訪問が増えています。みなさん、とても熱心にお話しを聞かれ、ちょっとでも疑問に思えばどんどん質問が飛んできます。これから高齢化を迎える国々が、日本の経験から学びたいという強い思いが伝わってきます。
これからも、オリンピアの経験や取り組みを、海外に向けてもどんどん発信していきたいと思います。
Tsukasa