11月24日(火)・25日(水)の2日間、オリンピアの次世代リーダーを育てる「若手リーダー育成研修」のスピンオフ企画として、「オリンピア若手リーダー育成研修 in Okinawa」を実施しました。
スウェーデンから帰ってきて時差ボケも直っていない状態でしたが、せっかくスタッフたちが走り回って実現させてくれたこの企画。大学での講義を終え、空港に直行しました。
久しぶりに乗るボーイング787-8の快適なフライトで那覇空港に到着すると、気温は27℃。土曜日のストックホルムが-3℃でしたから、気温30℃差。さすがに体にこたえますね・・・。
今回参加した7名のスタッフは朝から沖縄入りし、認知症高齢者グループホームや老人保健施設、デイサービスなどを見学させてもらっていました。沖縄ならではのホスピタリティから学ぶことは多かったようで、私が合流したときに、とても楽しそうに報告をしてくれました。
24日の夜は、認知症の方への音楽療法や職員研修などを実施している「みねいケア」(http://www.meetsnature.com/)の代表、坂本
健さんが、沖縄で前向きに介護に取り組んでいる方々との食事会を企画してくれました。坂本さんとは、5月に那覇で講演をしたことでご縁をいただき、これまでも神戸と沖縄をつないでSkypeで認知症ケアに関する議論をしたりと、お付き合いが続いています。
総勢15名で沖縄の料理やお酒を楽しみながら、介護に関する熱い議論が交わされました。沖縄のグループホームは1ユニットのところがほとんどであったり、沖縄のデイサービスでは三線が基本プログラムになっていたりと、様々な違いはありますが、お互いに学べることは多そうです。
今度は是非、神戸にも遊びに来てください!! と固い約束を交わし、沖縄の夜は更けていきました・・・。
さて、25日は朝から沖縄国際大学を訪問。沖縄の福祉系の学生の動向などについて教えていただきました。
引き続き、デンマークで福祉を学び、沖縄から福祉のあり方を変えるために発信を続けている神谷牧人さんがCEOを務める、株式会社アソシア(http://associa-lnd.co.jp/)にお邪魔しました。8月に引っ越ししたばかりというオフィスは、まるでオシャレなデザイン事務所のような作り。まさか福祉サービスを提供している会社のオフィスとは思えない雰囲気でした。
精神障害や発達障害をもつ若者の自立支援を行うアソシア社会大学での取り組みについてお話を伺ったあと、就労支援事業所であるアソシアソーシャルトレーニングへ。ここでは、併設するCafe Associaの業務に関連して、接客コース、厨房コース、製菓コース、庶務コース、清掃コース、製作コースの6種類の職業訓練を行っています。メンバーのみなさんが、とても笑顔でイキイキと仕事に取り組んでいるのがとても印象的でした。
昼食は併設のCafe Associa(http://cafebar-associa.blogspot.jp/)へ。ボリュームたっぷりでレベルの高いメニューは大人気で、オープンと同時に地域のみなさんでいっぱいになりました。途中から神谷さんにも合流していただき、アソシアの取り組みの秘密についてお話を伺いながら、とても有意義なランチとなりました。中でも特に、仕事をする上で「オシャレかどうか」がひとつの基準になっているという話は、オリンピアでも是非取り入れていきたいと思いました。
神戸と沖縄、距離はありますが、「福祉を変えたいという」熱い思いを同じくした仲間がいるということは、私にとってとても心強いものでした。ぜひ、オリンピアとアソシアでコラボをしましょう!! と約束をして、私は仕事のために一足先に神戸に戻りました。
常に新しいことにチャレンジをして福祉を変えていくためには、学び続けることが何よりも大切。今回は、参加したスタッフたちにとって、とてもよい刺激になったことでしょう。オリンピアにも全国からたくさんのお客さまに来ていただいていますが、お互いに成長することができるような、いい関係を作っていきたいと改めて思いました。
・・・神戸に戻ってきたら、急に寒くなっていてビックリ。みなさまもご自愛くださいね。
Tsukasa